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好き嫌いが基準を作る、その手前に

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好き嫌いが基準を作る、その手前に

好き嫌いが基準を作る、その手前に

2024/06/15

「好き嫌い」と聞くと、あんまり良くないことのように感じますが、良し悪しの以前に人には必ず「好き嫌い」が存在します。日々の生活の中で色んな場面の中で遭遇する選択肢。やりたいことだけやっていられれば幸せなのかも知れませんが、やらなければいけないこともあって人は日常生活を営んでいます。嫌いなことは選ばないで済むように工夫する生き方もありますが、そんなに遠回りなことを考えずとも好きとか嫌いの意識のその手前にもっと基準となる感覚があるということ、知っておくと意外な発見があります。

目次

    [好き嫌い]の前に、「快,不快」

    好き嫌いが有るよりは無い方が良いと思っていませんか?子どもの頃は食べ物の一つひとつ、好き嫌いなど無い方が良いと教育されてきたことと思います。でも、好きとか嫌いとかって人それぞれの好みの問題、大人になればそれはそれで、あえて言葉にするから悪いことのように感じる問題。結局大したことはないのが現実ってもんです。

    ただ、実のところ人の判断基準はそれぞれの奥深くにあるのでそれは何か?っていうと「快」か「不快」か、です。「好き嫌い」よりも無意識の中に根付いた、あえて理由と意識出来ない感覚の中で、人は毎日の生活の中で判断を行っています。

    人生の経験からの「前提」

    世の中の情報は全て,人に均等だと思いますか?答えは「NO」。現在の自分の置かれている状況で、聞こえてくる情報は層が異なります。聞こえてきても、興味が無ければスルー。そんなの当たり前~と思って聞くこともスルーに近く、知らないことは知ったことで聞き入れられることと、そんなことってあるの?と疑問を通り越し抵抗が生まれることも。結局、この現代に生きている全ての人が同じ状況になることは不可能です。そして人の話に誠意をもって耳を傾けても、情報としてその話を聞き入れられるかどうかは自分の中にある「前提」という価値観が、聞けるかどうかをさらに振り分けています。

    「そんな考え方もあるね。」というスタンス

    よく素直な人は色々な情報に耳を傾けて、新しいことも取り入れやすくて良いと言われますが、そうそう受け入れられる情報ばかりではないこともあります。自分に必要があるか無いかを決められる意思も時に必要ですし、多様化が認められている現代、どんなことも正解であって正解ではない。何を基準に評価や判断をすればいいのか。これまでの自分には真逆と感じられる情報と出会った時にどう対応すればいいのか。判断基準がある意味決まっていれば楽なのかも知れませんが、そこを探して、もしかしてストレスを感じるくらいならその場の判断を一旦決められる考え方、有るといいと思いませんか?

    それが「そんな考え方もあるね。」というスタンス。

    「楽」をするのではなく、「楽」になる考え方

    同意はできないけど、抵抗もしない。そんなスタンスに自分を置いてみると「楽」になるのが分かります。

    ストレス社会の現代において、リラクゼーションでリラックスやリフレッシュも可能ですが、考え方でのストレス緩和こそ大事です。情報の中で他と戦わない。自分の意図しないことに同調しなくても世の中にはいろんな考え方があることを軽く認めた上で、自分から率先して苦行の道を選ばなくても生きられる生き方。実はたくさん用意されていると言えるでしょう。ふとした時に、思い出してみてください。

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