こどものメンタルケアに自律神経を整えるリラクゼーションが効果的な理由

子どもは大人より副交感神経が優位に働くため基本的には自律神経の乱れを起こしにくいですが、自律神経が乱れると子どもでも不安、イライラ、疲れ、食欲不振、睡眠障害、集中力の低下などの症状が現れます。子どもは大人と違い、不調は不調でも自分ではどう不調なのか説明自体が困難です。親も不調＝病氣？ということで受診のケースも多いと思われます。 病院に行くことも選択の１つですが、親自身の不安が病氣という結論を急いでしまうとも考えられます。その前にリラクゼーションでも可能な、そして自宅でも出来る方法で、まずは子ども自身の心身のバランスを整えることを親子で考えてみてはいかがでしょうか？一般的にリラクゼーション法には、瞑想、深呼吸（呼吸法）、ストレッチなどが上げられます。身体をゆっくりとリラックスさせたり呼吸を整えたりすることが出来る方法です。 子どもたちは成長段階によってストレスや不安が異なりますが、ひとりの人間として生きていることは大人と同じです。バランスを崩すことは悪いことではないと、一呼吸おいて取り組んでみましょう。リラックスに効果的な代表とも言える呼吸法ですが、子どもには少々つまらなく感じるかも知れません。そんな時にはアロマオイルの香りを活用し空間に好きな香りを感じながら行うことで、楽しめることに変化します。また、入浴もリラックスのために色々な工夫が出来ますが、大人ほどのんびりと構えられないかも知れません。そんな時は就寝前に足浴です。足首から先をお湯につけるだけで身体をゆっくりと温め、穏やかな循環を感じることが出来、深い眠りへと誘導することができます。小さなことから身体を整える方法を身につけることで、子どもたちにも日常生活の中で自分自身を大切に出来る時間が増えます。無理にコントロールしようとしないで、自分自身の心身のバランスを保つことはいくつになっても大切です。その時の状況に応じて心地よいと感じる方法を親子で楽しむ、そのこと自体がより良いコミュニケーションになり、リラクゼーションになるでしょう。大人のように的確に自分の身体に起こっていることへの分析が難しい、子どもこそ現代を生きる上で、リラクゼーションを通して精神的にも健康的な成長を促進することが可能になると言えます。